【辺野古問題取材班】名護市辺野古への新基地建設に反対する市民らが米軍キャンプ・シュワブのゲート前に座り込みを開始して500日を迎えた18日午前、ゲート前では県議団や市町村議団、市民団体などから約千人が駆け付け、大規模な抗議行動が始まっている。20日まで3日間行われる。参加者はシュワブの3カ所のゲート前と国道沿いで新基地建設に反対し、拳を上げている。同日午前9時45分現在、県警と警視庁の機動隊はゲート前に姿を見せず、工事関係車両は基地内へ入っていない。
通常なら機動隊による排除と工事車両の進入が行われる午前7時を過ぎても動きがないことから、沖縄平和運動センターの山城博治議長は「闘いは大きな成果を挙げている。機動隊が見えない」と強調し、午前7時47分には「(座り込みに参加する市民らが)ついに千人を超えた。やったどー」と宣言した。市民らは「千人集まれば機動隊も来ることができないんだ」などと強調し、全員で踊るなど喜びを表現した。
市民らは基地内で機動隊などの動きがあるとして、引き続きゲート前を中心に座り込み、工事車両の進入に対し警戒を続けている。 大浦湾に設置されたスパット台船3基にそれぞれ作業員数人の姿があり、水中に掘削棒が下りていた。大型クレーン船で作業は確認されなかった。
基地建設に反対する市民は辺野古沖に抗議船3隻とカヌー13艇を出して、抗議した。【琉球新報電子版】
英文へ→1,000 people gather in front of Camp Schwab gate to celebrate 500 days of sit-in