世界の文化、身近に JICA、国際フェスで交流


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交流ブースで来場者に自国の文化を紹介するJICA研修員=7日、浦添市前田のJICA沖縄国際センター

 【浦添】浦添市前田の国際協力機構(JICA)沖縄国際センターで7、8の両日、「おきなわ国際協力・交流フェスティバル2015」が開かれた。同センターで各分野の技術を学ぶ世界各国のJICA研修員が交流ブースを設けたほか、約30の県内各国際協力・交流団体が参加型ブースを出展。来場者は国際的な雰囲気の中、多様な文化を体感した。

 ラテンアメリカの文化を紹介するブースを担当したJICA研修員のメイベル・ディエスさん(37)=エルサルバドル=は「自国の火山や海などの美しい自然を紹介したい」とほほ笑んだ。
 「日常生活では関わりがないような、世界中の人がごちゃまぜになっていて楽しい」と語ったのは、姉妹で来場した大城奈々さん(18)=昭和薬科大付属高3年。妹の弓佳さん(14)=安岡中3年=は会場内の外国人に話し掛け、自国の言語でのあいさつなどを聞き取る企画に参加。「みんなフレンドリー。いろんな国に行ってみたい」と目を輝かせた。
 OIC(オイシー)食堂では、多国籍料理がバイキング形式で提供された。野外にも多国籍の屋台が並び、来場者は珍しい料理に舌鼓を打った。体育館ではメキシコ舞踊やバリ舞踊も披露された。
英文へ→JICA Okinawa holds Exchange Festival 2015