新型無人機と核魚雷パレード登場 北朝鮮、米韓に先制攻撃の威嚇


この記事を書いた人 アバター画像 琉球新報社
 朝鮮戦争の休戦協定締結から70年を迎えた27日、平壌で行われた軍事パレードに登場した「多目的攻撃型無人機」とみられる兵器(朝鮮中央通信=共同)

 【北京共同】北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは28日、朝鮮戦争の休戦協定締結から70年となった27日夜に首都平壌の金日成広場で行われた軍事パレードを録画放送した。新開発の2種類の軍事用無人機(ドローン)が上空を飛行し、パレードでは核魚雷だとする「核無人水中攻撃艇」や大陸間弾道ミサイル(ICBM)が登場した。

 演説した強純男国防相は、米韓が今のまま軍事的対決へ進むなら北朝鮮の武力行使は米韓に限っては「防衛権の範囲を超える」と述べ、先制攻撃の可能性を示唆して威嚇した。

 金正恩朝鮮労働党総書記は招待したロシアのショイグ国防相や中国の李鴻忠・共産党政治局員とひな壇に並んで閲兵した。