【石垣】ことしで姉妹都市提携から20年を迎えた石垣市と台湾宜蘭県蘇澳鎮の交流の歴史を記念する石碑が石垣市新栄公園に完成し、大きく「結」の文字が刻まれた記念碑の除幕式が6日、同公園で開かれた。両市鎮の関係者らが出席し、今後もさらに交流を図り、友好関係を深めていくことを誓った。
「結」は、石垣市民栄誉章者で県内外で活躍する書家、茅原南龍氏(茅原書藝會主宰)が手掛けた。
茅原氏は小学1年のころに戦争で台湾に疎開していた過去を振り返り「感慨深い。石垣市と台湾の絆が一層太くなるようにと、結の文字も太めに書いた。交流がますます盛んになってほしい」と期待した。
中山義隆市長は「結には助け合い、双方の発展への思いも込められている。友好促進につなげたい」とあいさつした。
9月に石垣市から中山義隆市長らが蘇澳鎮を訪問し、経済や文化、観光、教育などの各分野で協力の促進を図る覚書を締結していた。今回は蘇澳鎮から陳金麟鎮長ら一行が石垣島を訪れ、7日に開かれた石垣島まつりなどにも参加した。
除幕式で陳鎮長は「新しい歴史の一ページが開くことを希望している」と話した。
英文へ→Ishigaki commemorates 20th anniversary of sister-city relationship with Su’ao, Taiwan