米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の埋め立て承認をめぐる県と国の代執行訴訟第2回口頭弁論を前に「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」は8日午後、福岡高裁那覇支部向かいの城岳公園で翁長雄志知事と弁護団を激励する集会を開いた。雨の中、800人(主催者発表)が集まり、県と弁護団にエールを送った。
集会に出席した翁長知事は「皆さんが情熱を持って結集したことに勇気づけられた。この闘いは必ず勝利すると確信している」と決意を述べた。
オール沖縄会議の呉屋守将共同代表は「翁長知事は前県政の間違った承認を詳細に点検し、第三者委員会の判断を基に埋め立てを取り消した。裁判を通じて翁長知事は間違っていない、取り消しは正当だと全国民に明らかにしたい」と話した。
高里鈴代共同代表は「この裁判は沖縄の民意に対する政府の訴えでもある。公正な結果が出されるように監視していきたい」と語った。
集まった県民は拍手や指笛で翁長知事と弁護団を送り出し、ガンバロー三唱で団結を誓った。【琉球新報電子版】