辺野古 米から平和運動のローンさん参加 基地に向け演奏で訴え


この記事を書いた人 金城 美智子
基地に向け、米歌手ジョニー・キャッシュさんが非暴力や平和を訴えた歌を演奏するジェイソン・ローンさん=9日午前8時、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する市民らは9日早朝、米軍キャンプ・シュワブの二つのゲートにそれぞれ約50人ずつ計約100人が集まり、抗議行動を実施した。これまで座り込みを続けてきたもう一つのゲートの前は座り込みが行われず、工事関係とみられる車両約10台が基地内へ入った。シュワブ沖の海上では目立った作業は確認されていない。

 県警や警視庁の機動隊は約100人が午前7時前からいつも座り込みが行われているゲート前で待機したが、市民らがいなかったため、排除は行われなかった。市民らは同日午前、二つのゲート前で「違法な埋め立て今すぐやめろ」などとデモ行進やシュプレヒコールを繰り返した。
 抗議行動には、米メーン州から来沖し、平和運動などに参加しているジェイソン・ローンさん(42)がギター演奏とともに、米歌手ジョニー・キャッシュさんが非暴力や平和を訴えた曲「Don’t Take Your Guns To Town」を基地内に向けて歌い、辺野古移設に抗議した。
【琉球新報電子版】
英文へ→Henoko: American peace movement participant Loan directs song to those inside base