辺野古推進重ねて強調 移設訴訟、県との和解暫定案に菅氏


この記事を書いた人 金城 美智子
菅義偉官房長官

 【東京】菅義偉官房長官は16日の記者会見で、米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設をめぐる代執行訴訟で、国が訴訟を取り下げて工事を中断し県と話し合うよう求めた和解の暫定案に県が前向きな姿勢を示したことに関し「(辺野古埋め立ては)前知事から許可を頂いた。住民生活、自然環境に十分配慮しながら進めさせていただきたい」と述べ、現行計画を進める考えをあらためて強調した。

 翁長雄志知事は15日の弁論後「(裁判所に)暫定案について前向きに検討する旨回答した」と述べていた。
 一方、和解案について菅氏は会見で「政府として対応可能か検討している」とこれまでの発言を繰り返した。政府は和解案への対応を示していない。
【琉球新報電子版】