熊本地震、県が支援対策本部 知事「経済界、県民にお願いも」


この記事を書いた人 金城 美智子
熊本地震被災地への支援について話し合う県支援対策本部会議=18日午前、那覇市の県庁

 県は18日午前、熊本地震被災地への支援について庁内の情報を共有する県支援対策本部を立ち上げ、初会合を開いた。被災地への支援対策本部の設置は2011年の東日本大震災以来。

 冒頭に1分間、犠牲者に黙とうをささげた。翁長雄志知事は、県内の支援態勢について「各市町村でも独自に取り組んでいる。全県的にどう応援態勢が組まれているか早急な分析をお願いしたい。経済界や県民全体にお願いすることもあるだろう。いい形で支援態勢を組めるようにお願いしたい」と述べた。
 担当部局から、地震発生直後から緊急消防援助隊や災害派遣医療チームが出発していることが紹介された。各部局の部長らは、要請があった場合に備えて専門家を待機させていることや、県内での受け入れの準備態勢などを報告した。
【琉球新報電子版】