【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する市民らが座り込む米軍キャンプ・シュワブゲート前を作家の池澤夏樹さんが8日、訪れた。辺野古を訪れたのは約10年ぶりという池澤さんは市民らに「日本の国として沖縄だけに基地を押し付けるのはみっともない。それを知らしめていきたい。その視点で書いていきたい」と語った。
池澤さんはゲート前で「皆さんが頑張っているのを見て、心強く思った。ヤマトの心ある人がつながってくると信じている」と沖縄の過重な基地負担の問題に関する意識を今後も全国へ広げていく考えを示した。
全国的な報道に関し「沖縄のニュースが増えている印象が強い。(県民が)よく声を上げ続けている。この先、何かが変わる期待もある」と述べ、沖縄の基地の現状を発信し続ける姿勢を強調した。
元米陸軍大佐・外交官のアン・ライトさんも同日、シュワブゲート前と大浦湾海上を訪れた。