東アジア共同体研究所琉球・沖縄センターの緒方修センター長らは5日、那覇市内の同事務所で会見し、11~15日に米国バークレー市で「オキナワ辺野古は今」写真展を開くことを発表した。退役米軍人でつくる「VFP(ベテランズ・フォー・ピース、平和を求める元軍人の会)」の年次総会に合わせた開催。緒方センター長は「辺野古で起きている事を米国市民に伝えたい」と話した。
写真は、大浦湾の自然豊かな海、政府が強行する辺野古の新基地建設と市民による反対運動などを伝える70枚で構成。市民の反対や知事の埋め立て承認撤回、米軍属による女性暴行殺人事件などの一連の経緯を伝えるDVDも流す。
写真展のために渡米する瑞慶覧長敏センター次長は「米国でネットワークをつくり、ほかの地域でも写真展を開けるよう、写真を預けてきたい。勉強会なども開きたい」と話した。センターから派遣される名桜大3年の小波津義嵩さん(20)は「一般市民に辺野古について知ってもらい、米国からアクションが起こればいい」と語った。