夜の闘牛・闘ヤギに熱狂 沖縄県本部町・観光フェスタにぎわう


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若い牛が迫力あるぶつかり合いを繰り広げたウシオーラセーのアトラクション=5日夜、沖縄県本部町

 沖縄県本部町の文化継承と夜の観光イベント創出などを目的にした「第11回もとぶ観光文化フェスタ」(本部闘牛組合、瀬底島ピージャーオーラサイ保存会主催、琉球新報社共催)が5日夜、本部町の多目的イベント広場(闘牛場)で開かれた。

 ナイター施設でウシオーラセー(闘牛)のアトラクションやピージャーオーラサイ(闘ヤギ)があり、訪れた家族連れや観光客らが迫力あるぶつかり合いを堪能した。同フェスタは年3回の開催。民謡ライブや「お楽しみ抽選会」も行われ、盛り上がった。

 ウシオーラセーでは若い牛の訓練風景を再現するアトラクションが行われた。デビュー前かデビューまもない牛同士の取り組みだが、本番さながらのぶつかり合いを繰り広げた。牛が闘志を見せないため、観客がヒートアップしてげきを飛ばす場面もあった。

 平良武康副町長は「北海道からもお客さんが見えている。ヤギや牛、そして本部町から元気をもらって帰ってください。町を盛り上げて一緒に楽しみましょう」とあいさつした。