重機で浮具移動 50人が抗議の座り込み 名護市辺野古の新基地建設


この記事を書いた人 松永 勝利
砂浜でフロートを海側へと移動させる重機=6日午前8時30分ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は6日午前、米軍キャンプ・シュワブ沿岸部の砂浜で、重機を使って浮具(フロート)を海側へと移動させた。現場は朝から大雨が降り続いている。
 海上保安庁のゴムボートは2艇が海に出ているが、残り15艇は5日設置された浮桟橋に泊まっている。作業船は確認されていない。建設に反対する市民らはいったん抗議船で海に出たが雨が強いため、午前9時30分現在、港に戻った。今後の対応について協議している。
 一方、シュワブのゲート前は大雨の中、午前7時ごろから市民ら約50人が訪れ、ゲート向かいのテントで座り込みを行っている。
 ゲートへの資材搬入や大人数の機動隊員は確認されていない。参加者は「工事は許さないぞ」「雨に負けないぞ」などとシュプレヒコールを上げた。【琉球新報電子版】

英文へ→Floats positioned on Oura Bay after 50 people protested against Henoko base

大雨の中、テントでシュプレヒコールを上げる新基地建設に反対する市民ら=6日午前9時30分すぎ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前