センター試験中、琉球大でヘリらしき騒音


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センター試験に臨む受験生ら=14日午前9時すぎ、西原町の琉球大学

 【中部】大学入試センター試験が実施された14日、試験時間中の午後5時25分に西原町の琉球大学でヘリが飛行して発生したとみられる騒音が測定された。ヘリの所属、機体は不明だが、SNS(会員制交流サイト)では「オスプレイの騒音がうるさくて迷惑だった」との書き込みもあった。

 琉大工学部2号館屋上で渡嘉敷健准教授が設置した測定器で単発騒音暴露レベル86・8デシベル(80デシベルは地下鉄の車内、90デシベルは騒々しい工場の中に相当)が観測された。

 渡嘉敷准教授は「英語の試験で、リスニングの説明をしている時間帯にヘリの音が聞こえた。実際に試験が始まった時には聞こえなかったが、米軍に飛行しないよう要請しており問題だ」と指摘した。

 県内大学は沖縄防衛局などに対し試験時間中の米軍機、自衛隊機の飛行自粛を要請していた。14日午後、本島中部では米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが飛行するのが確認されていた。