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奥濱(中部商)走り高 全国V 陸上競技日本Jr室内

 陸上競技の2017日本ジュニア室内大阪大会は5日、大阪城ホールで行い、男子ジュニア走り高跳びの奥濱練真(中部商3年)が、自身が持つ県高校記録の2メートル13をマークして優勝した。奥濱は1メートル98の最初の試技を含め、ほとんどを一発でクリアするなど、助走や踏み切りのタイミングが合い、体のキレも良かった。奥濱は「調子も良く、高いモチベーションを持ち大会に臨むことができた」と全国優勝を喜んだ。

 男子ジュニア棒高跳びの西波照間匠(中部商3年)が6位入賞し、同60メートル走の新崎仁也(那覇西2年)も6位に入った。

◆仕上がり抜群 2メートル13/奥濱 体の使い方で勝負

 男子ジュニア走り高跳びの大会参加標準記録は2メートル04。全国トップクラスの19選手が参加したハイレベルな大会を、奥濱練真(中部商3年)が2メートル13の「大ジャンプ」で制した。昨年の全国高校総体の優勝は2メートル10。自身が持つ県高校記録に並ぶ好記録での優勝に「試技の前から体が浮いている感覚があった。勝つつもりでいた」。高校最後の全国大会を、狙っていた頂点で締めくくった。

 昨年は春先から好記録を連発した。4月の県内大会で県高校記録を塗り替える2メートル13をマークし、6月は2メートル12で南九州王者に。しかし迎えた8月の全国総体は2メートル03で決勝に進むも、決勝は1メートル98で10位。10月の岩手国体も2メートル00で4位となり表彰台を逃した。

 「シーズン中は大会の連続で、疲労が蓄積していた。加えて、走り込みが足りず、スピード強化に課題があった」と振り返る大城正治監督。奥濱自身もその点を自覚し、この冬は走り込みを繰り返し下半身を徹底的に強化した。

 体づくりを特に重要視するのも理由がある。奥濱は171センチ64キロと、この種目では目立つほど小柄だ。平均180センチを超える県外勢との戦いを制するには、ばねやキレ、体の使い方で勝負する必要がある。今大会はその体がしっかり仕上がり、安定した試技につながった。

 練習ではバーが高く感じ2メートル以上は跳ばないという奥濱。気持ちが高まる大会本番を得意とする強心臓の持ち主だ。この日は県記録を1センチ上回る2メートル17に3度挑んだが、わずかに体が触れ落とした。優勝の喜びと同じく、悔しさを胸に刻んだ。「来月の記録会で必ず記録を出したい」。高校最後の大会が県記録更新の再挑戦の場となる。