かりゆしウエア 生地に美濃和紙使用、通気性4倍に パイプニット、サンエー開発


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美濃和紙などを使用したかりゆしウエアを紹介するサンエー衣料部の糸数昌哉さん(右)とパイプニットの瑞慶覧昭代表取締役専務=25日、那覇市のサンエー那覇メインプレイス

 サンエー(宜野湾市、上地哲誠社長)と衣料品製造販売のパイプニット(うるま市、大坪武彦社長)は、ユネスコ無形文化遺産に登録された「美濃和紙」を使った、かりゆしウエアを共同開発した。25日、両社が発表した。かりゆしウエアに美濃和紙を使うのは初めての試みという。生地は繊維メーカー大手のクラボウ(大阪市)が開発した「風織」で製造され、既存のかりゆしウエアの生地と比べ約4倍の通気性がある。

 デザインは2種類で計8色。各種類850枚あり、計1700枚を数量限定でサンエーの全衣料館で販売している。価格は8300円(税抜き)。

 サンエー衣料部マネジャー兼バイヤーの糸数昌哉さんは「和紙は軽く、吸湿性もある。新商品はハイテク技術『風織』と組み合わせているため、通気性は既存商品より4倍となる」とアピールした。