【東京】日米両政府は8日の日米合同委員会で、米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に関連し、米軍キャンプ・シュワブの施設再編成で通信棟や厚生施設など23棟を整備することで合意した。沿岸部の解体工事も盛り込んでいる。再編成の施設整備の合意は新基地建設の埋め立て着手後初めてで、工事の加速を狙う考えだ。
新基地建設に伴うシュワブ内の施設再編成は2006年5月の再編ロードマップに盛り込まれた。
整備されるのは通信棟、複合売店、厚生施設、講堂の4施設と関連設備を含めた23棟。総面積は約4万2800平方メートル。シュワブとトリイ通信施設を結ぶ光ケーブル敷設や辺野古弾薬庫内の道路も整備する。施設整備の事業費は159億円を見込んでいる。
解体工事は新基地の滑走路部分に当たる辺野古崎の南側部分などの施設となっている。