動物の冥福祈る 県動物愛護管理センターで動物慰霊祭


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獣魂碑に献花、焼香し、動物の冥福を祈る参列者ら=25日、南城市大里の県動物愛護管理センター

 【南城】動物愛護週間に合わせて南城市大里の県動物愛護管理センターで25日、2015年度動物慰霊祭が開かれた。

一般参列者の他、県内各市町村の担当者や動物園、ペット専門学校の関係者らが参列し、動物たちの冥福を祈った。人間の都合により天寿を全うできなかった動物などをまつる獣魂碑にはたくさんのペットフードが供えられ、参列者が献花、焼香した。
 同センターの新里武則所長は「飼い主のモラルの低さが目立ち、捕獲、抑留される不幸な犬猫が後を絶たない。飼い主が犬や猫の本能や習性を理解し、不幸な動物を増やさないこと、愛情や責任を持って終生飼養することを希望する」と祭文を読み上げた。
 参列した呉屋アンナさん(39)=与那原町=は「約6年前に犬を病気で亡くしてから毎年来ている。ペットは家族のような存在。飼うからには一生大事にするべきだ」と語った。
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