地域

地域を守る「竜」登場 久米の泉崎ロータリー

泉崎ロータリーに出現した「竜」の顔=那覇市久米

 那覇市久米の泉崎ロータリーの改良工事が現在行われているが、以前ポンプ場があった場所に、竜の顔をかたどった広場が姿を現している。
 久米一帯は琉球王朝時代に風水(フンシー)に基づいた街づくりがなされたといわれる。ちょうどロータリー付近を竜の頭、久米大通りを胴体になぞらえて、地域が竜に守られ、栄えているとされていた。

 昨年から行われている工事に当たり、地域の歴史に詳しい山川新幸久米自治会長が、竜にちなんだ広場の整備を県南部土木事務所に要望。それを受け、歩道整備の一環として三角の広場ができた。
 円形だったロータリーは三角となり、竜が久米側から国道58号を向いている形となっている。両目は琉球石灰岩、角は松の木で表現している。
 山川会長は「風水竜は抽象的なものだったが、それを言い伝えていくには具体的なものがあった方がいいと思った。くにんだ(久米)全体を守る竜として、地域の一体化、活性化を図るきっかけになれば」と期待している。
 新しいロータリーでは、地元の久米1丁目自治会がボランティアで清掃などを行う方向で調整している。新垣昇盛会長は「自分たちのできる範囲で広場の清掃もやろうと、住民から声が上がっている。ロータリーは危険な状況だったので、安全になり喜んでいる」と話していた。