<金口木舌>野球の華

 野球の華というと試合の流れをたちどころに変えるホームランだろう。プロ野球埼玉西武の山川穂高選手が通算150本塁打を達成した。100号に続き、日本選手最速の達成だ

▼豪快さで負けないのは三振である。4打席連続でスイングアウトだった長嶋茂雄さんのデビューは語りぐさになった。投手目線からは奪三振は痛快なことこの上ない
▼ここ50年間の甲子園での通算投手成績を見ると、多くの部門で1位にいるのはPL学園の桑田真澄投手。奪三振数も150で1位。130で続くのは興南の島袋洋奨投手だ。投球回は桑田投手の約200イニングに比べ、島袋投手は115回⅔で際立っている
▼「まかちょーけ 興南 甲子園春夏連覇のその後」(松永多佳倫著)が出版された。大学や社会人に進んだナインの野球人生をつづる。大学で多投し、けがやイップスで苦しんだ島袋投手のケースからは選手をいかに守るかについて考えさせられる
▼ベンチに入れなかったいわゆる「メンバー外」の選手の葛藤にも迫る。10年前、県民を熱狂させた史上6校目の春夏連覇は中心選手だけでなく、チーム全体でつかんだものだ
▼県高校野球秋季大会が20日に開幕する。出場辞退もあり、観戦制限と合わせ秋も例年とは事情が異なる。連合チームや他校の選手に入ってもらっての出場もある。心を一つに頂点を目指してほしい。



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