<金口木舌>今夜はしぶんぎ座流星群

 「儀」には「身体動作の上で手本とすべきもの」「規範」の意味があり、儀礼や行儀などで使われる。「天文や地理にかかわる器械・模型」の意味もあり、地球儀はおなじみ

▼18世紀の終わり頃まで子午線観測に用いたのは象限儀(しょうげんぎ)または別名・四分儀(しぶんぎ)。円を四等分にした扇形の目盛環で、天体の高度を測る。古来、人々は星の位置から吉凶を占った
▼新型コロナウイルスは2019年末には、すでに中国武漢で確認されていた。当初、ここまでの展開を誰が予測できたか。21年を迎え、人々は平穏とコロナの収束を願っただろう
▼感染防止のための外出自粛や都市封鎖に伴い、経済は停滞した。世界の二酸化炭素排出量は20年度は前年度比8%減少との試算がある。人類の活動が制限された結果、地球の環境が改善された。当然とはいえ皮肉な現実
▼今夏、本島北部と西表島の世界自然遺産登録が審査される。20年はコロナ禍で審査できず、18年は米軍北部訓練場の部分返還地が推薦地に含まれないことを理由に登録延期になった。その返還地からは今も米軍廃棄物が次々と見つかる。東村高江、やんばるでも米軍機が昼夜を問わず飛び交う
▼「しぶんぎ座流星群」が3日深夜から見ごろだ。世界自然遺産の候補地で流星観測を楽しみ、新年の抱負を誓ってもいい。そんなひとときを米軍機がさえぎらないよう、一筋の光に願う。



関連するニュース







  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス



  • 会員制サービス






  • 他のサービス