<金口木舌>県勢対決


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 プロ野球のオープン戦が始まり、Jリーグも開幕、大相撲は春場所が幕を開けた。ひいきチーム、選手の活躍に一喜一憂する日々がやってきた。楽しみ方はそれぞれだが、県勢対決に注目している方も多いのではないか

▼オリックスの宮城大弥投手が巨人戦で先発枠入りに前進する2勝目を挙げた。巨人の先発マスクは打てる捕手の大城卓三選手。2打席の対戦は内野の好守もあって宮城投手に軍配が上がった。宜保翔選手も遊撃の位置でもり立てた
▼ハンドボールの日本リーグ、女子プレーオフファイナルは県勢指揮官の対決となった。北国銀行の荷川取義浩(59)、ソニーセミコンダクタの大城章(37)の両監督である
▼2018年の日本選手権では同じカードの頂上決戦を大城監督が制している。この日の試合は北国が前半から積み上げたリードを守って7連覇を達成した。荷川取監督は最優秀監督賞を受賞した
▼ハンドの男子ファイナルでも県勢選手が双方に分かれて戦った。玉城慶也選手、伊舎堂博武選手のいるトヨタ車体に津波古駿介選手の豊田合成が接戦をものにして勝利。初優勝の歓喜の輪に津覇古選手の笑顔があった
▼ハンド日本リーグには今年からザ・テラスホテルズが参戦する。県内から女子チームが挑むのは初めて。愛称は「ラ・ティーダ」。太陽のように輝くプレーでリーグを活気づけてほしい。