<金口木舌>「触れあい」で住みよい街に


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 子育てで大切なのは親子の触れ合い。日々の会話に加えてスキンシップなどで信頼関係が深まり、健やかな成長につながる。最もやっていけないのは無関心でいること

▼米プロバスケットボールNBAでは、得点後のハイタッチなど選手間の接触が多いチームほど好成績を残しているとの調査結果がある。互いの距離が縮まり、協調性が高まることでチームが強くなるようだ
▼コロナ禍でオンライン会議が広がり利便性が増した。一方で直接顔を合わせられないもどかしさもある。ビジネスの際の握手は親近感を生み、会話をスムーズにすると言われている
▼触れ合いが求められるのは街づくりも同じ。住民や行政の積極的な交流は地域の発展につながる。首長や議員の候補者からじかに政策を聞き、投票で思いを伝える選挙も貴重な触れ合いの機会だ
▼子育て環境の整備や経済の活性化、基地問題など私たちを取り巻く課題は多い。選挙で1票を投じることは解決の第一歩になる。今よりもっと住みよい街にするために、無関心でいてはいけない。