<金口木舌>選手たちの飛躍


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 年末年始はスポーツイベントが多い時期だ。高校のバスケットやサッカー、ラグビー、バレーの全国大会のほか、大学や実業団の駅伝などが開催される。選手は冬場の大会に向け鍛錬を重ねる

▼高校バスケで日本一になった開志国際(新潟)で金城中出身の平良宗龍選手が活躍した。箱根駅伝では北山高校出身の上原琉翔選手(国学院大)が健脚を披露した。2人は1年生で、さらなる成長が期待できる
▼今月1日に元日女子相撲日本一決定戦が初開催された。「お母さんの部」「力士親族の部」など多様な部門がある。選手は女子相撲の発展を願い熱戦を繰り広げた。正月の定番として継続してほしい
▼大会で島袋心海選手(伊江中3年)が、中学生の部で準優勝した。故郷に恩返しする気持ちで戦ったという。卒業後は女子相撲部のある鳥取城北高へ進学して腕を磨く
▼試合を終えた選手らは新たな目標に向かって突き進む。どんな困難も乗り越え力を発揮するだろう。懸命に競技に打ち込む姿はたくましく、いつも私たちに力を与えてくれる。