<金口木舌>夏の課題

  書店に課題図書が並びだすと夏を感じる。夏休みを前に千葉県の千葉日本大学第一中・高校はある取り組みを始めた。図書委員の中高校生たちが系列の小学校を訪れて、それぞれが薦める本を紹介する

▼「図書交流」というこの取り組みは今年で3年目を迎えた。知識だけではなく経験も継承しているのだろう。推薦書の中に懐かしい図書を見つけた。動物の言葉が話せる医師の物語「ドリトル先生航海記」。小学校の頃に夢中になったシリーズだ
▼ドリトル先生がある島に渡ったとき、本人不在の中、島の王さまに選挙で選ばれてしまう。若者も含め、島中で先生への評価が高まり、あれよあれよという間に祭り上げられた
▼日経新聞の6月の世論調査によると、政権支持率は60歳以上で49%だが20代は7割と差が拡大した。若年層の方が低いのが通説で「『怒れる若者』は消えてしまったのか」と記事は問い掛ける
▼自民党は若者の支持拡大を狙い女性ファッション誌「ViVi」でキャンペーンを展開したが、参院選前でもあり賛否両論、物議を醸した。若者の低投票率を巡っては米NPOの「選挙に行くな」と挑発する動画も話題になった
▼ドリトル先生を読んだ当方が初めて一票を投じたときは、政党の違いも政策もよく分からなかった。でも社会の新たな窓を開けた感じがした。さて若い皆さんはどうします。



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