<金口木舌>エリア51の謎

 宇宙人は本当にいるのか。「エリア51」と呼ばれる米軍基地があるアメリカ・ネバダ州南部の小さな町が、今改めて注目を集めている

▼長年、米軍による未確認飛行物体(UFO)の研究が取り沙汰されてきた。宇宙人を生きたまま拘束し、研究しているとのうわさもある。今年7月、ある青年が9月20日にエリア51へ急襲を、とネットで呼び掛けると、100万人以上が参加を表明した
▼エリア51への疑惑は根強いらしい。米CNNなどによると、米軍は9月上旬、米軍機の操縦士が見た、変わった動きをする飛行物体を「未確認航空現象(UAP)」として調査していると初めて明らかにした。基地急襲の予告に米軍も警戒を強めたが、当日、施設前に集まったのは100人ほどだったそうだ
▼タコのように細長い足の宇宙人を描いたのは作家のH・G・ウェルズだ。トム・クルーズ主演で映画化されたSF小説「宇宙戦争」は、突然の地球外生命体の来襲を描いた
▼各国の軍事の舞台は今や宇宙に広がる。防衛省も2020年度、航空自衛隊に「宇宙作戦隊」を創設する。自衛隊幹部を前に安倍晋三首相は「航空宇宙自衛隊への進化も夢物語ではない」と述べた
▼まさか、SFさながらの「宇宙戦争」を想定しているわけではないだろう。宇宙進出の夢を語る前に、平和に向けて地上でやるべきことは山ほどある。









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