<南風>政治家と市民の協働


社会
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 9月に大きな選挙を控える今だからこそ4年前から選挙や政治家と関わって経験し見えてきたことを話したい。私は選挙活動が好きだ。一番の理由は沖縄を愛する同志と多く出会えることだ。学園祭のように候補者を応援し政治家の方々と意見を交わし学んできた。

 ただ改善した方がいいと思う点もある。時に、冷たい対応をされて傷ついた市民の話を聞く。若者だって精神的に大変な思いをして表に出ている。政治家やその周りの方々には、市民に対してリスペクトとねぎらいの気持ちを持って接していただきたい。市民一人一人を大切に、温かい思いやりのある選挙運動をしてほしい。選挙後も政治家自ら市民の声を聞く努力をもっと願いたい。声を掛けてもらうのを待っている市民がいる。今やSNSもあるのだから。

 また市民側は、選挙をゴールと捉えず、不満や要望を言うだけではなく、共に協力していく意識を持つことも重要だ。政治家はスーパーマン・ウーマンではない。多岐にわたる課題を政治家だけで全て解決することは難しい。私は朝から晩まで市民のために頑張っている政治家がいることを知っている。働きに感謝し協力することも時には必要だと思う。私は政治家側と市民側が協働することによって、より良い沖縄を早く実現することができると自信を持って言える。なぜなら成功体験があるからだ。

 2020年に気候非常事態宣言を求める陳情書を県議会に提出した際、与野党を超えて全会派の県議が意見交換に協力してくださった。環境委員会では半数以上の県議が私たちの陳情書について質問し宣言発表につなげた。

 選挙は通過点。選挙後は政治家と市民がお互い歩み寄り、時に批判し時に励まし合って協働し、より良い沖縄をつくっていこう。私も協働を続けていきたい。
(神谷美由希、ゼロエミッションラボ沖縄共同代表)