<南風>意見の違い


社会
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 選挙結果が出て、皆さん、どんな気持ちだろう。私はドキドキした。誰かが勝って誰かが負ける。選挙は厳しい世界。私は応援したい人をどちらか選ばなくてはいけなくて、大好きな友達を応援できないことを初めて経験した。とてもつらかった。でもその友達が「目指してるところは同じだし、つながりはなくならないからね」と言ってくれて、つらかったけど、その言葉に救われた。

 皆さんも、もし溝ができてしまった人がいたら、選挙が終わったら、「ノーサイド」で、また協力し合っていきませんか。本当は好きな仲間なのに、選挙で別れるなんて寂しすぎる。意見は違ったり、問題解決のアプローチも違ったりすることはあるけれど、目指しているのは同じで、沖縄をよくすることなんだから。

 そもそも意見って人の数だけ多様だ。昔の私は反論に、すごく恐怖を感じた。

 自分が否定されているみたいな気持ちになって。今もまだ怖くて意見するのは緊張する。しかしSNSでの反対の意見に対し恐怖が減ってきた。なぜなら皆いろんな背景で意見を頑張って発信し、それに自分自身が否定されているのではなく意見に関してなんだと解釈できるようになったから。今回初めてネトウヨと言われている方の中には、本当に私たちのことを心配してくれている人もいると思う人を何人か見つけた。

 ただの誹謗(ひぼう)中傷は相手にしないけど、未来が心配な人の意見は理解してみようとすることって大事。敵だと切り捨てるのではなくて「そうだね。あなたは不安なんだね。心配をありがとう」と理解してみることも大事なのかもしれない。

 それで賛成と反対を超えたアイデアを生み出していくのって、どうだろう。クリエイティブで楽しくないですか。意見の違いを乗り越えて明るく皆で新しい答えを作っていきましょう。
(神谷美由希、ゼロエミッションラボ沖縄共同代表)