<南風>感謝と決意


社会
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福島知加

 明日は39歳の誕生日。

 38歳の最後の日に「南風」最後のコラムを書かせていただくこの状況が実に感慨深い。全13回。時にネタ切れを起こしたり、文字数制限と葛藤したり、夜中の執筆で自分でも驚くような感傷的な記事を書いたりと。さまざまな思い出が押し寄せてくる。最後のコラムはこういった思い出たちを振り返ってみようと思う。

 まずコラム執筆を通して、一番うれしかったことは周りの反応である。家族や親戚から褒めてもらえる量が格段に上がり、なんとか長女の威厳を保てるようになった。研修会場に行くと必ず2、3人から「福島さんのコラム、読んでるよ」や「課題解決のヒントになっているよ」とうれしいフィードバックを頂き、表面では「ありがとうございます」とニコッとおすましを装っていたが内心はめちゃくちゃうれしかったので顔が緩んでいたと思う。

 また他社事例を出すことも多かったので、企業へ許可取りをすると「福島さんの役に立てるならどんどん使って」と二つ返事で承諾してくれた。

 今回のコラムを通して、より人の温かさに触れ、応援されることの喜びや充実を感じることができたり、しこりのあった過去の経験も肯定したりすることができた。

 明日は39歳の誕生日、4日後には年が明ける。皆さんは来年どんな年にしたいですか。またどんなことを実現したいですか。年を重ねると毎年1年が猛スピードで終わってしまうが、2024年も応援したいと思ってもらえる人材であるために、人や企業の無限大の可能性を信じ、協働関係を築きながら、ありたい姿の実現、問題解決に取り組んでいきます。

 次の執筆の依頼に備えて私自身、企業をさらに成長させ、文章力も鍛えていきたい。皆さま、6カ月間ありがとうございました。

(福島知加、ワダチラボ代表取締役)