コラム「南風」 ウチナーンチュの本気

 私が所属するNPO法人グリーンアースでは、月2回程度のCPDセミナーを開催しています。
 CPDとは技術者継続学習のことで、社会インフラの品質確保の観点から建設関係の技術者個人の能力と資質を向上させるシステムとして、土木建設会社の技術者(主に土木施工管理技士資格)で年間20単位(時間)が必要です。

また、建設コンサルタントの管理技術者などに必要なRCCM資格で4年間に100単位、管理技術者などと共に建設コンサルタント業者登録に必要な技術士資格で3年間に150単位が必要(推奨単位)とされています。
 NPOでは県内外の大学教授やゼネコンOB、行政経験者などを講師としてお迎えし、工事成績アップや新技術等に関するセミナーを沖縄本島・宮古島・石垣島で開催しており、私はセミナーの運営に約4年間携わってきた中で、受講者の皆さんの真面目さに大変感心させられております。
 よくTVなどで沖縄の人は時間にルーズであるとの話が出てきますが、セミナーでは遅刻する方もなく、6時間という長いセミナー中に居眠りされる方もほとんどいません。中には朝までの夜間工事を終え、最後まで真剣に講義を聞いておられる受講者もいらっしゃいましたし、日本各地でセミナーをされている講師の方々も、いつも沖縄の建設技術者の本気で真面目な姿勢に驚かれます。セミナーでのアンケートを拝見しても、受講の目的としては、当然会社からの指示が多いものの、自己研鑽(けんさん)のためと記入されている方も数多く居られ、自分自身の技術力向上を目指す心構えと、社会インフラの高い品質を確保しようとする使命感も感じられるところです。
 人生、何歳になっても常に上を目指して勉強。若いウチナーンチュ技術者の皆さんにも、ぜひ見習っていただきたい先輩の姿ですね。
(鈴木浩一、技術士)