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半導体振興へ11行協定 九州沖縄 沖銀や琉銀 中小後押し


半導体振興へ11行協定 九州沖縄 沖銀や琉銀 中小後押し 半導体産業振興の連携協定に参加する地方銀行
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 福岡銀行や肥後銀行(熊本)など九州・沖縄の主な地方銀行11行が、半導体産業の振興に向けた連携協定を結ぶことが12日分かった。半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の熊本進出や関連産業の投資活発化を受け、サプライチェーン(供給網)への中小企業の参入を後押しする。16日に発表する。

 11行は他に西日本シティ、筑邦(いずれも福岡)、佐賀、十八親和(長崎)、大分、宮崎、鹿児島、琉球、沖縄銀行。取引先企業や地域の知見を持ち寄って企業間の協業を働きかけたり、設備投資の融資で協調したりすることを想定している。

 TSMCの工場建設や関連企業の集積に伴い、肥後銀が昨年4月に「半導体クラスター推進室」を設けるなど、各行が半導体に絡む融資や情報提供に力を入れている。

(共同通信)