被爆映画、米各都市で放映 「核廃絶の意識向上を」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
 映画「8時15分 ヒロシマ 父から娘へ」の一場面((C)8:15 Documentary)

 【ロサンゼルス共同】米国在住の女性が父の被爆体験を描いた映画「8時15分 ヒロシマ 父から娘へ」(J・R・ヘッフェルフィンガー監督)が、米公共放送(PBS)系列を通じ米各地でテレビ放映されることが決まった。原作著者の美甘章子さん(61)は「歴史的」だと評価。広島への原爆投下から78年の5日(日本時間6日)から順次放送される。

 美甘さんによると、これまでにニューヨークやロサンゼルスなど約40都市、65局以上での放送が決定。美甘さんは「それぞれの感情体験を通して、過去の原爆正当化論から離れ、今後の核廃絶への意識が高まることを願っている」と期待を込めた。