大手賞与、3年ぶり90万円台 伸び率は0・47%に鈍化


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
 夏の賞与・一時金の推移(最終集計版)

 経団連が9日発表した大手企業の今年夏の賞与・一時金(ボーナス)の最終集計によると、組合員の平均妥結額は昨年夏に比べ0・47%増の90万3397円となった。90万円台は2020年以来3年ぶり。一方、伸び率は8・77%だった昨夏から大幅に鈍化した。ベースアップ(ベア)など月給増を優先してボーナスを抑えるなど、業種によって賃上げの対応が異なったようだ。

 昨夏実績と比較可能な従業員500人以上の19業種161社(約82万6千人)の結果をまとめた。内訳は製造業が3・50%増の95万2574円、非製造業が6・24%減の77万7293円。昨夏を上回ったのは10業種だった。