「フェーン現象」石川県で40度 台風影響、28地点で過去最高


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 気温40・0度を観測した石川県小松市内=10日午後

 台風6号の影響で暖かく湿った空気が南から流れ込み、山を越えて熱風が吹き下ろす「フェーン現象」が起きたことで、日本海側を中心に10日も厳しい暑さとなった。石川県小松市で40・0度を観測するなど28地点で観測史上1位を記録。全国914の観測点のうち、最高気温が35度以上の猛暑日は午後4時時点で164地点に上った。

 11日も西日本から北日本の広い範囲で猛暑日が予想されており、気象庁はこまめに水分を取るなどの熱中症対策を呼びかけた。

 10日は新潟県糸魚川市と青森県弘前市で39・3度、富山市八尾で39・0度、函館市で35・4度など26地点で観測史上最高を更新。2地点がタイ記録だった。