楢崎智亜、銅で五輪代表決定 世界クライミング最終日


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 男子複合決勝 ボルダーの第3課題で完登し、喜ぶ楢崎智亜=ベルン(共同)

 【ベルン共同】スポーツクライミングの世界選手権最終日は12日、ベルンで男子複合決勝が行われ、東京五輪代表の楢崎智亜が合計156・7点で銅メダルに輝き、3位以内に与えられる来年のパリ五輪出場権を獲得した。16歳の安楽宙斗は149・1点で4位だった。

 楢崎は前半のボルダーで全4課題を完登してトップで折り返した。リードは7位にとどまったものの、表彰台圏内に踏みとどまった。ヤコプ・シューベルト(オーストリア)が183・6点で制し、リードとの2冠を達成した。

 複合はボルダーとリードを実施し、成績に応じた得点の合計で順位が決まる。スポーツクライミングでは女子の森秋彩がパリ五輪出場を決めている。