全日空は31日、米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)が部品に不具合の恐れがあると発表した同社製エンジンの搭載機を点検するとして、来年1月10日~3月30日に国内線と国際線で1日当たり計約30便を減便すると明らかにした。計画便数の3.6%。4月以降も影響が続く可能性があるとしている。
沖縄関係路線は、羽田―沖縄、羽田―宮古、福岡―沖縄、沖縄―石垣の4路線で全514便。1月は4路線で175便、2月は4路線で287便、3月は羽田―沖縄、沖縄―石垣の2路線で52便が減便する。
不具合の恐れがあるP&W製エンジンを搭載しているのは、エアバスのA320neoとA321neoの2機種計33機。機体からエンジンを取り外して分解・点検し、必要があれば部品を交換する。作業にはエンジン1台につき250~300日かかる見通し。
(共同通信)