バスケットボールBリーグは22日、2022~23年シーズンの各クラブの決算概要を発表し、26年スタートの新たなトップカテゴリー「Bリーグ・プレミア(Bプレミア)」の参入条件の一つである「売上高12億円」に達したのは1部(B1)と2部(B2)で計17クラブだった。トップは約26億9700万円のA東京。千葉J、琉球、川崎も20億円を超えた。
「世界水準の競技力」や「最高峰のアリーナとエンターテインメント」を掲げるBプレミアに参入するには、5千人以上収容でVIP席などのあるアリーナを確保し、28~29年シーズンまでの使用開始を保証する必要がある。
その上で「売上高12億円」と「平均入場者数4千人」を22~23年シーズンから2季連続で達成したクラブがまず審査を通過。次いで23~24年シーズンのみ両条件を満たしたクラブ、平均入場者数3千人など一部緩和された基準をクリアしたクラブの順に原則18クラブまで参入できる。
22~23年シーズンに売上高に加えて平均入場者数の条件もクリアしたのはA東京、千葉J、琉球、川崎、宇都宮の5クラブ。琉球は約8千人収容でワールドカップ(W杯)の会場となった沖縄アリーナが21年に完成し、A東京、千葉J、川崎も大型アリーナの具体的な建設計画が既に公表されている。
赤字クラブはB1で11、B2で9の計20。債務超過となったのはいずれもB2で、青森、山形、東京Z、奈良、香川、愛媛の6クラブだった。
(共同通信)