大阪国際女子マラソンは28日、大阪市のヤンマースタジアム長居発着の42・195キロで行われ、前田穂南(27)=天満屋=が2時間18分59秒の日本新記録を樹立した。これまでの記録は2005年に野口みずきがつくった2時間19分12秒で、19年ぶりに更新した。日本陸連のパリ五輪派遣設定タイム2時間21分41秒を突破し、東京五輪に続く代表入りに大きく前進した。
前田は21キロ過ぎで先頭集団から抜け出した。優勝したウォルケネシュ・エデサ(エチオピア)にかわされたが、ペースを大きく落とすことなく2位に入った。
女子の世界記録はティギスト・アセファ(エチオピア)が昨年樹立した2時間11分53秒。
(共同通信)