DeNAのドラフト1位ルーキー、度会(ENEOS)が1日のキャンプインでいきなり非凡な才能を感じさせた。宜野湾市でのフリー打撃の1球目、力感なくバットを振り抜くと、ボールは逆風に負けず右翼の柵を越えた。「試合でも最初のストライクからいくスタイル。そのつもりで入って、本塁打にできて良かった」と胸を張った。
直前の練習では、腰を落としてティー打撃を繰り返すなど体を追い込んでいた。打撃ケージに移って最初のスイングで左ふくらはぎにけいれんを起こしたそうだが、お構いなしの強い弾道。
三浦監督は「評判は聞いていた。いい準備をして打席に入っているんだなと思った」と目を細めた。合計30スイングで3本の柵越え、安打性の当たりは11本と、長打力も確実性も示した。ファンからの拍手に両手を上げて応えたスター候補は「張り切りすぎたかな。結構疲れたのでリカバリーが大事」と頭をかいた。
(共同通信)