那覇市がプロ野球のキャンプを受け入れる奥武山公園内に、投球や打撃、内野連携の練習が行える屋内型の多目的施設を整備することが6日、分かった。2028年度の供用開始を予定している。同日の市議会9月定例会の代表質問で、上原仙子氏(なは自民・みんなの協働!)に答弁した。
市観光課によると、これまでキャンプ期間中はスタジアム以外に公園の補助競技場に投球練習用などの仮設テントを設置していた。しかし、県が進めるJリーグ規格のサッカースタジアム整備により同競技場が使用できなくなるため、公園内のいこいの広場(少年野球場)に新施設を整備することを決めた。
24年度は基本計画を策定する。補正予算として地域スポーツ観光交流拠点整備事事業810万円を同定例会に提案した。今後は、25年度に基本設計と実施設計、26~27年度に整備工事を行う。
プロ野球のキャンプ以外には市民スポーツやイベントなど幅広い運用を想定している。