若手野手のアピール合戦が続く広島で、21日は4年目の内野手、二俣が存在感を示した。沖縄市で行われたDeNAとの練習試合で二塁打を2本。どちらも左翼へ引っ張った強烈な打球で「バットのヘッドが返ったところが打てた」と満足そうだ。2本目は、チーム唯一の得点をたたき出す適時打だった。
静岡・磐田東高から育成ドラフト1位で入団し、2022年11月に支配下契約を勝ち取った21歳。オフに自身にとって体重が増えやすい食品群を調べる遺伝子検査を受け、5キロの増量に成功した。新井監督は「昨年より(体の)軸が強化されている」と成長した点を挙げた。
力強いスイングを披露し、1軍デビューへ突き進む。「初ヒット、初ホームランを目標にしている。食らい付いていくキャンプにしたい」と意気盛んだ。
(共同通信)