DeNA・平良、若手が先発候補<プロ野球キャンプ>


DeNA・平良、若手が先発候補<プロ野球キャンプ> ロッテとの練習試合に登板したDeNA・深沢=宜野湾
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 DeNAは今永とバウアーが抜け、2人が昨季消化した計278回2/3の穴を埋める先発投手を探している。先発入りが確定しているのは昨季16勝の東のみ。経験のある大貫や平良も含めて競わせた三浦監督は「何も決まっていない。みんな楽しみ」と話す。

 国内フリーエージェント(FA)権を行使して残留した石田は2軍で調整を任せ、1軍ではともに20歳の小園と深沢の成長ぶりを確認した。2022年ドラフト1位入団の小園は実戦で好結果を残せていないが、同期で5位入団の深沢は2度の練習試合登板で計5回を無失点。テンポと制球が良く、監督は「本人も手応えを感じているのでは」と目を細める。早い段階での1軍公式戦デビューがありそうだ。

 新加入の投手も先発入りを狙っている。森唯は練習試合2戦で計5回を無失点。ソフトバンクで先発に転向した昨季はけがに泣いたが、元セーブ王の制球力は健在で評価が高まってきた。オリックスで育成選手だった中川颯は右下手投げという珍しさも手伝い、特に目立つ存在だった。

 打者ではけがに苦しんできたオースティンが快音を連発させている。牧、宮崎、佐野ら主力も順調で、打線は迫力を増しそう。リリーフ陣も厚いだけに、1998年を最後に遠ざかるセ・リーグ制覇に向けては先発投手陣の整備が鍵になる。

(共同通信)