ホワイトソックス戦に先発し、3回を6安打5失点、3四球だったドジャース・山本＝グレンデール
共同通信社 【グレンデール（米アリゾナ州）共同】米大リーグは6日、各地でオープン戦が行われ、ドジャースの大谷はアリゾナ州グレンデールでのホワイトソックス戦に「2番・指名打者」で出場し、中前適時打を放つなど2打数2安打1打点、1盗塁だった。2度目の先発だった山本は3回6安打5失点、3四球と乱れた。
カブスの鈴木はエンゼルス戦に「2番・右翼」で出場し、ソロ本塁打を放ち3打数1安打1打点。ツインズ戦に「2番・指名打者」で出場したレッドソックスの吉田は3打数無安打だった。メッツの藤浪は初登板を予定していた試合が中止となり、7日のナショナルズ戦で投げる見通し。
パドレスのダルビッシュは次回登板が8日のジャイアンツ戦に決まり、ブルペンで34球を投げた。
初球打ちで乱れた制球 山本、持ち味発揮できず
打者も調子を上げてくる3月のオープン戦。中6日で2度目の登板に臨んだドジャースの山本は、ホワイトソックス打線の積極的な初球打ちに遭い、持ち味の制球力が影を潜めた。3四球と乱れ、球数は3回で58球に達して5失点。無失点の初登板とは対照的で「あまりいい投球ではなかった」と硬い表情だった。
一回は先頭に初球を右前に運ばれた後、次打者に四球。1死を挟んで4番ヒメネスにも四球を与え、結局、犠飛と内野安打2本で3点を失った。セットポジションでの投球に安定感を欠き「タイミングが合わないことが多かった」と悔やんだ。
二回以降はスプリットを決め球に計4三振を奪った。三回に浴びた2点二塁打は味方の拙守が影響した面があり「感覚的にめちゃくちゃ悪いわけではない。いろいろ試せたし、いいところも感じられた」と強調した。
大谷と初めての同時出場で、メジャーの先輩は2安打1打点と頼もしかった。山本も「とにかくもっといい投球ができるように集中していきたい」と言葉に力を込めた。
（グレンデール共同＝益吉数正）
ダル、あす登板
カブスの鈴木は1―4の五回に先頭でオープン戦初の本塁打を放ち、一気に4点を奪う逆転の口火を切った。
エンゼルスの左腕ローゼンバーグの直球を腕を畳んでさばくと、打球はきれいな弧を描いて左中間席に飛び込んだ。一回にもフェンス際への左飛を放っており、調子は右肩上がり。試合後はトレーニングルームに直行して、帰宅した。 （メサ共同）
鈴木、口火切るOP戦1号
パドレスのダルビッシュの次回オープン戦登板が8日（日本時間9日）のジャイアンツ戦に決まった。
この日はブルペンで34球の投球練習。2度目の登板だった3日のマリナーズ戦後は「調整や前日の過ごし方を見直して次を迎えたい」と話しており、直球の質や球速を上げることが8日の課題となりそうだ。
