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山川、2打席連続弾 ソフトB6連勝<プロ野球>ソフトバンク―楽天


山川、2打席連続弾 ソフトB6連勝<プロ野球>ソフトバンク―楽天 1回ソフトバンク1死一、三塁、山川が左越えに先制3ランを放つ=京セラドーム
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驚異的 早くも今季3度目

 2打席連続の本塁打は早くも今季3度目と驚異的だ。ソフトバンクの山川がともに左翼席へ豪快にかっ飛ばし、6連勝に大きく貢献。2試合続けて2桁得点の火付け役となり、両リーグ最多の12本塁打、44打点としても「3本目を打てなくて悔しかった」と言った。0―0の一回1死一、三塁では追い込まれてから「外野飛球でも、と意識を変えた」というが速球を特大3ラン。「感覚が残っているので乗っていける」と二回はカーブを完璧に捉える2ランとした。六回には左翼へ飛距離十分の惜しいファウルもあった。

 前夜21日は23安打21得点で大勝。皮切りとなるチーム初安打を放ったのが山川だった。22日は先制パンチを見舞って、荘司をわずか1死でマウンドから引きずり降ろし、四回終えて10得点の猛攻を呼んだ。

 19日の西武戦で左手甲付近に投球を受けて途中交代したが「骨が折れたとしても力が入れば別にいい」と平然。その日の試合後に腫れた患部を氷水で徹底的に冷やし、回復させた。21日は左腕付近への死球も「毎年あること」となんのその。厳しいマークに遭ってもたくましい姿を見せている。

<ダッグアウト>

 楽天・青山投手コーチ(先発が2試合続けて序盤に大量失点し)「本当に責任を感じる。野手に申し訳ない気持ち」


 ソフトバンク―楽天9回戦(ソフトバンク6勝3敗、18時1分、京セラドーム大阪、33293人)
楽天
 000 000 000 |0
 540 100 02×|12
ソフトバンク
▽勝 和田2試合2勝
▽敗 荘司6試合1勝4敗
▽本塁打 山川11号(3)(荘司)12号(2)(松井)
▽二塁打 栗原、近藤2
▽失策 村林
▽暴投 松井
▽与死球 津留崎(周東)
▽試合時間 2時間52分

 【評】ソフトバンクが2試合連続の2桁得点で6連勝。一回に山川の11号3ランなどで5点を先制し、二回は山川の2打席連発となる2ランなどで4得点。その後も加点した。和田が7回無失点で2勝目。楽天は今季初の4連敗を喫した。

(共同通信)