【動画】那覇大綱挽 4年ぶり通常開催へ準備万端 8日午後2時半から 沖縄


【動画】那覇大綱挽 4年ぶり通常開催へ準備万端 8日午後2時半から 沖縄 大綱の仕上がり具合を確認する知念覚那覇市長(右)ら=6日午後、那覇軍港(又吉康秀撮影)
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 8日の那覇大綱挽を前に大綱挽保存会(呉屋守将会長)は6日、大綱の仕上がりを確認する検見(けんみ)を実施した。大綱挽は4年ぶりの通常開催で、那覇軍港内の製作現場を大綱挽審判長を務める知念覚那覇市長らが視察した。現場責任者らは「世界一にふさわしい見栄えのある綱ができた」と太鼓判を押した。

 知念市長と呉屋会長は手綱を編む作業を見学し、手綱を引っ張るなどして点検。呉屋会長は「去年の大綱挽は綱が切れてしまい、忸怩(じくじ)たる思いだったが、立派な綱ができた」と話した。

 知念市長は「カリー綱とも呼ばれる大綱は平和安泰、市民繁栄などの幸福をもたらすものと伝えられている。大綱を心一つに引き合うことで幸福を引き寄せ、平和の輪が大きく広がることを願っている」と語った。

 那覇大綱挽は8日午後2時半から国道58号久茂地交差点で実施する。大綱挽の前には国際通りで旗頭行列も行われる。新型コロナウイルスの影響で昨年は人数を制限したが、今年は制限せず、大綱も従来通りの大きさに戻る。大綱は全長200メートル、総重量40トンで、手綱は280本ある。
(吉田健一)