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希少動物、渡り鳥の観察満喫 伊是名 ナイトツアーでコウモリも


希少動物、渡り鳥の観察満喫 伊是名 ナイトツアーでコウモリも オリイオオコウモリ=7日、伊是名村内
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊
 ヤマシギ

 【伊是名】伊是名村は野生動物観察に最適な島で、渡り鳥のシーズンも始まり、多様な希少生物が観察できる。大型台風の襲来が減ったことから、最近は野生のオリイオオコウモリも島内でたくさん見ることができる。

 日没後、伊是名区の公園駐車場にはテリハボクの実を求めて10匹以上の個体が観察できた。枝にぶら下がって木の実を食べる様子が愛らしい。食べるのに夢中だったので近くで見ることができたが、近づきすぎると大きな翼を広げて飛び去ってしまう。夜間に生き物を観察する時は、赤いライトが好ましい。

 7日に島を訪れ、昼間のガイドツアーとナイトツアーに参加した神戸市の松本信子さんは、1泊2日でオリイオオコウモリ、アカマタ、ヤマシギ、カワウ、フクロウ、クロツラヘラサギ、シロハラクイナ、ムナグロ、ハクセキレイ、イソヒヨドリ、キンクロハジロ、オオバン等を観察することができた。

 松本さんは「ふらっと来た伊是名島で大好きな野生動物をこんなに観察することができるとは思ってもみなかった。楽しかった」と笑顔で話した。

 (比嘉陽子通信員)