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二代目☆徳王6連勝 ひなまつり大闘牛 シーの1 貴花大獣王が不戦勝


二代目☆徳王6連勝 ひなまつり大闘牛 シーの1 貴花大獣王が不戦勝 堂々の貫禄勝ちを決めた二代目☆徳王(左)と、楚南王(右)の対戦=3日、うるま市石川多目的ドーム
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 ひなまつり伊波大闘牛大会(伊波闘牛組合主催、琉球新報社共催)が3日、うるま市の石川多目的ドームで開かれた。午後0時半から中の町青年会によるエイサー演舞で会場は大いに盛り上がり、にぎやかな雰囲気の中、大会の幕が上がった。シーの1番は突撃松五郎(とつげきまつごろう)に戦意が無く貴花大獣王(たかはなだいじゅうおう)の不戦勝となった。シーの2番は二代目☆徳王が勝ち6連勝と星を伸ばした。

 シーの2番戦の二代目☆徳王と楚南王の対戦は3分間ヤグイ(掛け声)なしという条件で静かな中始まった。頭を合わせると相手の出方をうかがうように、互いに距離を空けワリ技でけん制する。しかし、初陣の楚南王に連勝中の二代目☆徳王はやはり荷が重かったか、二代目☆徳王が前に出ると楚南王は後退するというのを二、三度繰り返すと楚南王は自ら戦列を離れた。結果として若牛相手に二代目☆徳王の堂々の貫禄勝ちで終わった。

 シーの4番軽量級特番では、この日一番の34分22秒の最長対戦タイムで手に汗握る激戦となった。序盤から石山聖空宝志(いしざんきらぼし)みおりと剛力カキヤーの一進一退の攻防が続き、持久戦へと突入した。終盤、互いに体力も限界に近い状態の中、剛力カキヤーの腹取りが決まり勝負あったかと思われたが、石山聖空宝志みおりが体をひるがえし腹取り攻撃の逆襲が決まり、石山聖空宝志みおりに軍配が挙がった。

(平川智之通信員)

【優勝】貴花大獣王
【ゆかり賞】石山聖空宝志みおり
【殊勲賞】相模富士嵐
【敢闘賞】長堂畜産花嵐