宜野湾市大謝名の坂道を通ると、ひときわ目を引くピンク瓦のパイ屋さん。2020年9月にオープンした「手作りパイの店 ぬち」では、小ぶりでサクサク食感のパイを味わえる。メニューは、チョコやアップルなど10種類あり、好みの味を探すことができる。パイは甘すぎず、老若男女の客層が訪れているという。定番メニューの価格は1個税込み85円だ。
店舗に入ると、パイの香ばしい香りが迎える。一番人気のターンム(田芋)やカスタード、クリームチーズ、ブルーベリーに紅芋など、さまざまな種類のパイを選ぶことができる。1種類の期間限定メニューも販売されている。
パイのこだわりは、試行錯誤の末たどりついたサクサクの食感だ。季節によって生地の状態が変わってしまうため、合わせて原材料の割合も変えるなどの工夫を凝らしているという。
店の形態はテイクアウト専門で、ネットでも購入できる。また宜野湾市のふるさと納税の返礼品にも指定されている。
目を引く店舗のピンク瓦は、店長の島袋涼子さん(53)と、オーナーで弟の島袋公彦さん(50)が生まれ育った名護市の桜をイメージしているという。
涼子さんは「手頃な値段で食べやすい。皆さまのぬちぐすいになるようなパイをぜひ食べに来て」と呼びかけた。
営業時間は午前11時から午後6時まで。定休日は木曜日。所在地は宜野湾市大謝名5の6の5、電話098(897)4181。
(福田修平)