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根差部希望ヶ丘自治会(豊見城市) 環境整え、高齢者住みやすく <わした公民館>137


根差部希望ヶ丘自治会(豊見城市) 環境整え、高齢者住みやすく <わした公民館>137 「自治会を発展させるための条例を作りたい」と話す狩俣稔根差部希望ヶ丘自治会長=10月30日、豊見城市根差部
この記事を書いた人 Avatar photo 田中 芳

 根差部は豊見城市の真玉橋、嘉数、根差部の大字「真嘉部」にある。「根差部希望ヶ丘自治会」は、根差部集落北西側の山を切り開き、1978年に個人住宅27世帯から始まった。活動が始まり今年で46年を迎える。集会所2階から沖縄空手会館やとよみ大橋などが一望に見渡せる。

地域の通学路を清掃する自治会ボランティアと子どもたち(提供)

 2006年、現在の集会所を整備、1階は地域の子どもが集う「とよみ学童ともだちクラブ」、2階は自治会事務所として活用している。地域清掃などを行う「たんぽぽ会」や、「卓球同好会」など、サークル活動や書道教室なども開催。コロナ禍の影響で約4年間、地域行事などが制限されたが、11月にバス観光を再開する予定。

 地域の少子高齢化も課題だ。自宅の草刈りなどが困難な家庭をサポートする「環境整備協力会員」を新たに立ち上げた。狩俣稔自治会長(78)は「豊見城市は高齢化が進み自治会の存続が危うくなっている。存続のために地域の魅力をつくって引き継いでいきたい。今は岐路に立っている」と力を込める。


 狩俣稔自治会長から一言 自治会の活性化なくして市の発展はない。沖縄の結いまーるの精神を取り戻し、地域のつながりを大切にしたい。


 根差部希望ヶ丘自治会メモ 地域の自治会会員と子どもたちがボランティアで公園の清掃活動など取り組む。共助の精神を大切に環境保全に努める。

 (田中芳)