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「あまりの大きさにびっくりした」。沖縄県読谷村都屋漁港を拠点とする漁師、国吉真さん(61)と航さん(32)親子がこのほど、大東島沖合で全長1・8メートルに及ぶオオホウズキイカと、2・5メートルを超えるシチクイカを釣り上げ、写真と動画に収めた。水揚げ後、イカを託された美ら島財団総合研究センター動物研究室の宮本圭さんは、世界でも南アフリカと沖縄周辺にしか生息していないとされるオオホウズキイカは特に珍しいと指摘。「恐らく写真も研究者の標本のようなものしかない。とても貴重な資料だ」と述べた。
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オオホウズキイカ、シチクイカは、いずれも2月18日、大東島沖合でセイイカ漁の最中に水揚げした。航さんによるとオオホウズキイカはソデイカを抱えながら引き揚げられたといい、「ソデイカでさえ大きいのに、その数倍の大きさに驚いた」と話す。
宮本さんは「研究者ではないが」と前置きした上で、自身は2015年に1度見たきりだという。国吉親子が撮影した水揚げ時の動画は「もしかすると世界で一番きれいなオオホウズキイカの映像かもしれない」と太鼓判を押した。
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真さんは「予想外の生物が釣れると面白いね。沖縄の海の豊かさを改めて実感したさ」と満面の笑みを浮かべた。
オオホウズキイカは現在、美ら島財団で冷凍保存している。宮本さんは「今後、機会があれば展示したい」と述べた。
(当銘千絵)