【渡嘉敷】渡嘉敷村で15日午前11時10分ごろ、米軍機とみられる大型機2機と在沖米海兵隊のMV22オスプレイ1機が連なって低空飛行する様子が確認された。目撃者によると、3機は渡嘉敷島や座間味村の阿嘉島など、慶良間諸島周辺を低空飛行していたという。
観光で東京から渡嘉敷島を訪れた男性(43)は島西側の阿波連ビーチで目撃。スマートフォンで撮影した動画では、大型機2機が低空で飛行し、後を追うようにオスプレイも低い高度で飛行している。
同男性によると、3機は阿嘉島方面へ飛行した後、旋回して再び渡嘉敷島に戻り、ほぼ同じ高さで飛行した。「速度も速く、落ちないか不安だった。実家が横田基地に近いので(米軍機の)低空飛行は見たことがあるが、こんなに低く飛んでいるのを見たのは初めて。問題だと思う」と批判した。
村内に住む男性(85)は島の東側にある渡嘉敷港で目撃。同港の東海上にある城島(標高110メートル)の後方から3機が連なって島の北側に飛行するのを確認した。同男性によると、大型機2機は海面から約80メートル、オスプレイは約30メートルほどの上空を飛行していた。「あんなに低く飛んだらとても危険だ。戦時中のグラマン機による飛行爆撃を思い出した」と語った。
(金城実倫、米田英明通信員)